アップグレード

アップグレードとは

アップグレードとは、バージョン番号の変更を伴う、比較的大規模なアップデートです。

バージョン番号の変更を伴わないアップデートは「ビルドアップデート」と呼ばれ、実施方法が異なります。


STEP01. 【重要】 DBとファイルのバックアップ

バックアップ!バックアップ!バックアップ!

アップグレードを行う前に、サーバー上の MySQLデータベースと、CS-Cartに関連するすべてのファイル のバックアップを必ず行ってください。

  • MySQLデータベース phpMyAdminの 「エクスポート」 機能などを利用して、CS-Cart用DBの構造とデータをすべてバックアップしてください。

  • CS-Cartに関するすべてのファイル 専用サーバーなどでサーバーコマンドを使用できる場合には、 「cp」 コマンドなどでCS-Cartに関するすべてのファイルやディレクトリを非公開エリアにバックアップしてください。サーバーコマンドが利用できない場合 は、CS-Cartに関するすべてのファイルやディレクトリをファイル転送ソフトを使用してローカルPCにダウンロードしてください。

[トラブル回避] テスト環境でアップグレードをテスト

トラブルを回避するため、必ず最初にテスト環境にてアップグレードを実行し、問題ないことを確認してから本番環境をアップグレードしてください。 CS-Cartは本番環境に加え、テスト環境にもインストールできます。 ※ 作成可能なテスト環境は1ライセンスにつき1つまでとなります。 ※ テスト環境は「 モールの一時クローズ 」機能を使用して第三者からアクセスできないよう設定する必要があります。 ※ アップグレードのテストを行うには、本番環境と同じサーバーに本番環境と同じ内容のテスト環境を用意し、そのURLを事前に弊社までご連絡いただく必要があります。


STEP02. パーミッションの変更

CS-Cartモール版のインストールディレクトリ直下に存在する config.local.php のファイル自体のパーミッションを「666」に変更します。 また、このファイルの170行目付近に定義された define(‘DEFAULT_FILE_PERMISSIONS’, 0666); define(‘DEFAULT_DIR_PERMISSIONS’, 0777);define(‘DEFAULT_FILE_PERMISSIONS’, 0644); define(‘DEFAULT_DIR_PERMISSIONS’, 0755); に書き換えて上書きします。


STEP03. FTPサーバーの設定

CS-Cartでは、PHPスクリプトがWebサーバー上のファイルに直接書き込み可能な場合は、アップグレード時に自動でファイルの追加や上書きを行います。しかし、サーバーの設定上、PHP経由でファイル書き込みが許可されていない場合には管理画面でFTPサーバーの設定情報を登録する必要があります。

名称
内容

ホスト名

FTPサーバーのホスト名

ユーザー名

FTPサーバーのユーザー名

パスワード

FTPサーバーのパスワード

ディレクトリ

CS-Cartモール版がインストールされているディレクトリ (Webルートディレクトリを含める) 例)CS-Cartモール版をWebルートディレクトリにインストールした場合、「public_html」 と入力。 Webルートディレクトリが 「public_html」 、CS-Cartモール版がインストールされているディレクトリが 「shop」 の場合、 「public_html/shop」 と入力。


STEP04. オンラインアップグレードの実施

[トラブル回避] テスト環境でアップグレードをテスト

トラブルを回避するため、必ず最初にテスト環境にてアップグレードを実行し、問題ないことを確認してから本番環境をアップグレードしてください。 CS-Cartは本番環境に加え、テスト環境にもインストールできます。 ※ 作成可能なテスト環境は1ライセンスにつき1つまでとなります。 ※ テスト環境は「 モールの一時クローズ 」機能を使用して第三者からアクセスできないよう設定する必要があります。 ※ アップグレードのテストを行うには、本番環境と同じサーバーに本番環境と同じ内容のテスト環境を用意し、そのURLを事前に弊社までご連絡いただく必要があります。


STEP05. パーミッションの再変更

STEP02でファイルのパーミッションを変更した場合は、STEP04の完了後にconfig.local.php のファイル自体のパーミッションを「644」に戻します。 その後、このファイルをサーバーからローカル環境にダウンロードし、170行目付近に定義された define(‘DEFAULT_FILE_PERMISSIONS’, 0644); define(‘DEFAULT_DIR_PERMISSIONS’, 0755); を define(‘DEFAULT_FILE_PERMISSIONS’, 0666); define(‘DEFAULT_DIR_PERMISSIONS’, 0777); に書き換えてサーバーに上書きアップロードします。


STEP06. ビルドアップデートの適用

アップグレードしたバージョンのCS-Cartモール版に対して、ビルドアップデートが公開されている場合があります。

こちら を確認のうえ、ビルドアップデートが公開されていれば適用してください。 ※ アップグレードしたバージョンに適合しないビルドアップデートは適用しないでください。


STEP07. 外部アドオンやテーマのアップデート

CS-Cartに標準搭載されていないアドオンやテーマを導入している場合には、それらにアップグレード後のバージョン向けのアップデートが存在するか開発元に確認してください。 アップグレードしたバージョン向けのアップデートが存在する場合は、開発元の指示に従ってアップデートしてください。


STEP08. 動作確認

アップグレード完了直後は、モールは一時クローズされています。

モールを再度公開する前に、アクセスキーを用いてモールにアクセスし、動作に問題がないか一通り確認してください。


STEP09. 「キャッシュの自動リビルド」の無効化

モールを再オープンする前に、「キャッシュの自動リビルド」がオンになっている場合はオフに変更してください。


STEP10. モールの再オープン

すべての準備が整ったら、モールを再オープンします。


以上でCS-Cartのアップグレードは完了です。お疲れ様でした。

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